子育てにいくらかかるの?2歳児の育児に1年間でかかった費用を公開します!

2歳児の子育てにいくらかかるのか

2022年が幕を閉じ、1年間の家計簿の集計も終わりました。家計簿は6年程前からつけており、今では毎月の習慣となっています。

そして、子どもが生まれてからは子どもにかかったお金は区分して集計しています。

そこで今回は、1年間で子育てにどのくらいお金がかかったのかを費目別に分けて紹介します。

なお、子どものデータはこちらです。

  • 10月生まれで2022年に2歳になった男児
  • 保育園に2022年の4月から通っている
こんな方にオススメの記事です
  • これから子どもが生まれる方
  • 育児にどのくらいお金がかかるから知りたい方
  • 自分の育児費用を他の家庭と比較したい方
この記事でわかること
  • 2歳児に育児に1年間でどのくらい費用がかかるのか
  • 2歳児の育児にはどんなことにお金がかかるのか
  • 2歳児の保育料はどのくらいかかるのか

2歳児の育児に1年間でかかった費用の総額

2歳男児の育児をした結果、1年間での費用総額は586,524円です。

1ヶ月当たり48,877円です。

どうでしょうか。高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれだと思いますが、私は結構かかったなあ、という感覚でした。1ヶ月に約5万円支出が増えたら結構生活が変わりますよね。

では、具体的な内訳を紹介します。

食費:48,582円

食費は合計で48,582円でした。1ヶ月当たり4,049円です。

食費はベビーフードや、明らかに子どもに食べさせるために購入した食べ物を集計しています。

月別で比較すると、まだベビーフードばかりを食べていた上半期は金額が多めで、大人と同じようなものを食べるようになった下半期は金額が少なめになっていました。

2023年は大人の食費として集計していた金額から1割程度は子どもの食費として計算しようと思います。

消耗品費:56,473円

消耗品費は合計で56,473円でした。1ヶ月当たり4,706円です。

消耗品費は、オムツやおしりふき、子ども用のボディーソープといった消耗品を購入した金額を集計しています。

やはりオムツがメインですね。乳児の頃より減りましたが、毎日2〜3枚使用するため1ヶ月に1〜2セットは購入しています。年末のセールで買いだめをしたので金額は少々多めです。

トイトレもそろそろ始まるため、この金額も徐々に減っていくものと思われます。

被服費:36,927円

被服費は合計で36,927円でした。1ヶ月当たり3,077円です。

被服費は子どもの衣服や靴にかかったお金を集計しています。我が家は姉の子どもが5歳年上の男の子で、そのお古をたくさんいただくことができたのでおそらく少なめかと思います。

子どもは成長と共にすぐにサイズアウトしてしまい、衣服はしょっちゅう購入しなくてはなりません。シーズン物などは翌年ではサイズが小さくなっていて着ることできないことがほとんどです。

靴に関しては歩き始めてからは特にしっかりとしたものを購入していたため、どうしても支出が多くなってしまいました。

おそらく成長するにつれてサイズも大きくなり、価格も上がってしまうのでこの金額は徐々に増えてしまうのではないかと思われます。

医療費:9,020円

医療費は合計で9,020円でした。1ヶ月当たり752円です。

全国に同様の制度がありますが、東京都は子ども医療費助成制度という名称で中学卒業まで子どもの医療費が無料となる制度があります。

そのため、この医療費として支出した金額は通常の通院費用ではなく、保険対象外のインフルエンザワクチン摂取費用や、病院へのタクシー費用を集計しています。

東京都では2023年4月1日より、子ども医療費助成制度の対象が現在の中学卒業までから高校卒業までへと拡大されます。

これまでは千代田区など一部の特別区のみが高校生まで助成対象でしたが、今回全ての市区町村が対象となるようです。具体的には通院1回200円の自己負担となるように東京都が費用を負担し、更に東京23区については無償化となるように区が費用を負担する制度となるようです。

ただし、2023年より3年間の時限立法としているため、恒久的な制度となることが望まれますね。

雑費:20,510円

雑費は合計で20,510円でした。1ヶ月当たり1,709円です。

雑費は子どものおもちゃなど、消耗品ではないものを購入した際の費用を集計しています。

毎月何かしらのちょっとした支出があり、積み重なってこの金額となりました。

出産関係費用:27,229円

出産関係費用は合計で27,229円でした。1ヶ月当たり2,269円です。

出産関係費用は、頂いた出産祝いの内祝いが主です。

ありがたいことに、生まれて1年以上が経った2022年も出産祝いを頂く機会があり、その内祝いとして支出した金額を集計しています。

さすがにもう出産祝いを頂くこともないと思いますので、こちらの費目は2023年からは削除しようと思います。

旅費交通費:21,120円

旅費交通費は合計で21,120円でした。1ヶ月当たり1,760円です。

旅費交通費は子どもを連れた帰省の際にかかった費用を集計しています。

2022年は、妻の実家である名古屋に帰省した際に支払った新幹線代を集計しました。

実は旅費交通費は個人負担とするか、共有口座から支出するか、明確化していない部分があるため、費用をしっかりと把握するためにも2023年は適切に管理しようと思います。

その他多額出費:24,863円

その他多額出費は合計で24,863円でした。1ヶ月当たり2,072円です。

その他多額出費は雑費に含めていない多額の出費を集計しています。

2022年は、入園祝いの内祝いや家族で行ったアンパンマンミュージアムの入場料が主となりこの金額となりました。

習い事:10,100円

習い事の費用は合計で10,100円でした。1ヶ月当たり842円です。

11月から近所にあるリトミック教室に通い始めその月謝が3,600円。そして入会金や教材費の支出があったのでこの金額となりました。

リトミックは音楽に合わせて身体を動かすリズム運動のような体験です。リトミックに取り組むことで、集中力がついたりコミュニケーション能力が高まったり身体能力が向上するといった効果があると言われています。

月額3,600円の習い事は2歳児にはちょっと早いかもと思いましたが、息子は毎回とても楽しそうにしているので、もうしばらく続けようと思います。

保育料:331,700円

保育料は合計で331,700円でした。1ヶ月当たり27,642円です。

2022年に最も多額に発生した育児費用がこの保育料でした。発生した費用の半分以上がこの保育料です。2022年4月から保育園に通い始めていて、4〜8月は月額41,400円。9〜12月は月額35,000円を支払っています。

保育料は前年もしくは前々年の所得を基に決定されるのですが、おそらくこの金額は平均的な保育料かと思います。

平日毎日子どもを預かって頂ける保育園は非常にありがたく、もはやなくてはならないサービスだと感謝しきりではありますが、それでもやはり毎月この金額を支払うのはかなり厳しいものがあります。

保育料は3歳クラスからは無償化されます。そのため我が家はあと1年間は保育料を支払う必要があります。共働き家庭が主流となっている現代において、保育園は必要不可欠なサービスであるため、子育て世帯支援のためにもぜひとも2歳以下のクラスも保育料を無償化にしていただきたいと強く願います。

おわりに:少なくない金額がかかってます

紹介した通り、子どもを育てるのには少なくない金額がかかっています。

その上、大人と同じものを食べたときの食費や、時短勤務をすることによる給与の減少分を加味すると、更に大きな金額となってきます。

税金や社会保険料がどんどん上がり、可処分所得が年々少なくなってしまっている昨今において、子ども1人育てるだけでもかなり苦しい状況となってしまっています。厳密に費用を集計すると、子どもは贅沢品という言葉を痛感してしまいますね。

育児にかかる費用、特に保育料に関してはぜひとも所得控除の対象とするなど、少しでも余裕を持って子育てができる環境へと変わっていってほしいと願うばかりです。

今回紹介した金額はあくまで1つのモデルケースではありますが、このくらいかかる家庭もあるということで参考にしていただければと思います。

どこかの誰かのお役に立てば幸いです。

編集後記

東京都の小池都知事が都内在住の0〜18歳1人に対し、所得制限なしで毎月5,000円を支給する方針であると発表しました。

▶︎参考:都内の子どもに毎月5000円程度支給へ 所得制限設けず0~18歳全員に(Yahooニュース)

バラマキだという批判もあるようですが、個人的にはとても良い政策だと思います。

5,000円でも使えるお金が頂けるのはもちろんありがたいですし、何より子育て世帯の方をしっかりと向いて還元する姿勢を見せているのは、子育て世帯にとっては非常に安心感があります。

東京都だけでなく全国に波及できるよう、国にもぜひとも頑張って頂きたいものです。

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