コロナ禍でキャッシュレス決済の広がりが加速する中、楽天証券やSBI証券ではクレジットカードやポイントで投資信託を購入することができるようになるなど、証券業界においてもキャッシュレス決済との親和性は強くなっています。
私は楽天証券を主に利用しているのですが、クレジットカード決済や楽天ポイントに関連した制度が数多く用意されています。
そこで今回はクレジットカード決済と楽天ポイント利用の恩恵を最大限享受するための方法を調べてみたのでまとめました。
- 楽天証券でクレジットカード決済とポイント投資を併用したい
- 楽天証券でポイント投資が優先され、クレジットカード決済を限度額まで利用することができない
- 楽天証券のポイントとクレジットカードの恩恵を最大限受けたい
Contents
楽天証券のクレジットカード決済って何??
楽天証券では、楽天カード限定ですが、クレジットカードで投資信託の積立購入をすることができます。
このクレジットカード決済では、通常の楽天カード利用と同様に、利用金額の1%が楽天ポイントとして付与されます。
限度額は50,000円までとなっていますが、クレジットカードで投資信託を購入することができる証券会社はほとんどないため、非常に特徴的な制度であるといえるでしょう。
(2021年6月30日よりSBI証券でも三井住友VISAカードで投資信託の積立購入ができるようになります)
付与された楽天ポイントを用いて、更に投資信託を購入することも可能ですので、楽天証券で口座持っている方、そして楽天カードを保有している方はこの制度を利用しない手はありません。
このように、限度額である50,000円分までクレジットカードで購入し、それにより付与されたポイントで更に投資を行うという方法が、現状楽天証券の制度を最も効果的に活用する方法と考えられます。
楽天証券のポイント投資って何??
CMなどでおなじみの楽天ポイント。楽天市場や楽天銀行、楽天証券といった楽天の各種サービスを利用することで付与されます。
サービスをうまく組み合わせれば、楽天市場での買い物で10%を超えるポイント還元を受けることもできます。私も楽天銀行、楽天証券や楽天モバイルと、どっぷり浸かっています。
楽天証券ではこの楽天ポイントを利用して投資信託を購入することができます。
更に、楽天証券でポイントを利用して投資信託を購入すると、SUPという楽天ポイントの制度が適用され、楽天市場で購入する際にポイントが+1%となるので、楽天証券で運用する際には是非とも活用しましょう。
しかし、投資信託の積立投資を設定した場合、上述したクレジットカード決済とポイント投資を同じタイミングで行うことができるのかが問題となります。
例えば、クレジットカードのポイント付与限度額である50,000円分の投信積立設定を行なっている場合で、ポイント利用限度額1,000ポイントに設定していた場合で考えてみます。この時仮にポイントが先に利用されてしまった場合、クレジットカードでの支払い金額は49,000円分となり、ポイントの付与が限度額まで行われないのではないか思い、調べてみました。
積立日を「13日」にすればクレジットカード決済とポイント投資を併用できる
結論から紹介すると、やはり予想通りクレジットカード決済とポイント投資を同時に設定している場合、先にポイントが使用されるためクレジットカード決済が限度額まで使用することができなくなってしまいます。
ですが、クレジットカード決済とは別に、積立日を毎月「13日」とした通常取引を設定することで、まずポイントが優先的に使用され、クレジットカード決済と併用することができます。
クレジットカード決済の場合、商品受渡自体は毎月1日に行われますが、注文は前月の13日に行われます。これとは別に、通常の積立注文でポイント利用限度額を設定して注文日を毎月13日に設定すると、クレジットカード決済と同日に通常注文が行われることになります。
クレジットカード決済と通常注文が同日に設定されている場合、まず通常注文が優先されるため、そこでポイントが購入金額に使用されます。続いてクレジットカード決済で設定されている限度額を無駄なく使用することができます。
このように設定することで、クレジットカード利用限度額である50,000円をフルに使用できるとともに、毎月のポイント投資も行うことでSUPの条件をクリアすることができ、楽天証券のメリットを最大限活用することができます。
まとめ:楽天経済圏はまだまだ健在だ!
1%以下の信託報酬を争っている投資信託において、無条件で1%を得ることができるクレジットカード決済は非常に大きなメリットと言えるかと思います。
楽天ポイントを使用して投資信託を購入することもできるので、クレジットカード決済で付与されたポイントを再投資すれば、年間6000ポイントを再投資し、つまりタダ同然で株式や投資信託を所得することができるのです。これに複利計算を加味すると、結構な金額となるのではないでしょうか。5%の利回りで計算すると、20年で18万円以上にもなります。これってかなりすごいことですよね。
楽天ゴールドカードの付与ポイント引き下げなど、楽天経済圏の旨味は一時期よりは減っている部分もありますが、組み合わせ次第ではまだまだ十分手間をかける価値があると思っているので、管理コストがかかり過ぎないように気をつけながら活用していこうと思います。
どこかの誰かのお役に立てば幸いです。