皆さんは何のために仕事をしていますか?
私はサラリーマンとして平日週5日働いているのですが、まあ大変ですよね。
同じくサラリーマンとして働いている方ならわかるかと思いますが、ストレスは溜まるし、単純に5日連続で働くのは疲れるし。
ではなぜそうまでして働いているのか。
生きるため、家族を養うため、様々な目的があるかと思います。
私も人生の目的があるのでお金を稼ぐため働いています。
では、働く意味がわからなくなってしまった場合、どうしたらいいのか考えてみました。
目的と手段の履き違え
結論から言って、「目的」を伴わない行動は非常に苦しいと考えています。
そして「目的」がないと「手段」を目的にしてしまい、それは終わりがないため更に苦しいものとなってしまう可能性が高いです。
「目的」は達成するためのものであり、明確なゴールがあります。そのため、多少辛くても、ゴールに向かって少しでも進んでいるという実感が持てればモチベーションを保つことができます。
一方、「手段」はあくまで「目的」を達成するためのものであって、基本的に終わりがありません。そのため、「手段」を「目的」にしてしまうと、いつまで経っても終わりがないため、非常に辛いものとなってしまう場合が多いです。
この「目的」と「手段」を履き違えて、「手段」が「目的」となってしまっていることにより、世の中でたくさんの不幸を生み出されてしまっているのだと思います。
生活の余裕がブラック企業を生み出す
目的と手段の履き違え。その最たる例がブラック企業です。
本来仕事とは、何かを達成するために行う取り組むものです。
それはお金を稼ぐためだったり、仕事内容が人生の目的に繋がっているためだったり、いろいろな理由があると思います。
お金を稼ぐのは「生きるため」という理由が多いのでしょう。その場合は「生きる」という目的を達成するための行動であるため、まだ納得感があるのではないでしょうか。
問題は、「生きる」という目的がある程度達成された場合です。
生活に余裕も出てきて「生きる」ことがある程度達成されると、もはや人生の目的がわからなくなり、本来手段である働くことに対して執着します。更にその価値観を会社全体へ押し付けてしまいがちです。
そういった考えがブラック企業を生み出すのではないかと思っています。
きっと人間は、何か目的がないと生きていけない生物なのです。
人生の目的は個々人で異なって然るべきなのに、それがわからないと、ついつい身近な仕事に目的を求めてしまう。本来仕事は目的を達成するための手段なのに。
人生の目的を探すために
人生の目的を探すためにできることとしては、まずは多くのものに触れたり経験したりして、自分の心が動くものを探してみることだと思います。
興味があることにどんどん取り組むことで、自分の中で直感的に「これだ」と思うものに出会えることもあるでしょう。
逆に、身の回りのモノや情報を減らし、シンプルな生活をすることで、本当に自分が欲していること、やりたいことが見えてくる場合もあります。
既に出会っている場合は、このような自分を見つめなおす方法で見つけることができるかもしれません。
私は後者の「何もしないこと」を心がけることで、心が整えられて自分を見つめなおすことができ、人生で自分のやりたいことが明確になってきました。
新しいことにどんどん取り組むことも大切ですが、何もしないことでも意外と新たな発見がありますよ。
まとめ:人生の目的とは幸せに感じる瞬間を増やすこと
人生の目的なんて、本当に人それぞれでなんでもいいんだと思います。
家族と幸せな時間を過ごしたいとか、美味しいものを沢山食べたいとか、世界各国に旅行に行きたいとか。
つまり、人生の目的とは、どんな時に幸せを感じるか、そしてその幸せに感じる瞬間をいかに増やすことができるかだと思っています。
そのような価値観は人によって異なるものですし、他人がとやかく言う話ではないのです。
しかし、それぞれのコミュニティによって、さも「正しい」と思われるような尺度を押し付けられ、自分の本当の目的を押し殺してしまうことで不幸が生まれます。
本当に家族と過ごす時間を大切にしたいと思っているのに、仕事に費やす時間が多ければ多いほど素晴らしいという考えが浸透していたら、そりゃ辛くもなりますよね。
私の人生の目的は、家族と幸せな時間を過ごすこと、そしてトライアスロンの世界選手権で表彰台に上ることです。
全ての行動はその目的の達成につながるかどうかを軸にしています。
幸福は人生の意味および目標、人間存在の究極の目的であり狙いである。
アリストテレス(古代ギリシア / 哲学者 / 紀元前384~前322)
どこかの誰かのお役に立てば幸いです。
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