国民年金の学生納付特例制度を利用して猶予していた金額について、先日追納手続きを行いました。
その際に利用した、Pay-easy(以下ペイジー)というオンラインで納付できるサービスが非常に便利だったので紹介します。
国民年金学生納付特例制度についてはこちらの記事で紹介しています。
Contents
ペイジーって何?
ペイジーは代金収納を行う官公庁、地方公共団体、企業、金融機関の協力のもと、利用者の利便性向上のために立ち上げられた代金収納サービスです。
今回紹介している国民年金だけでなく、電気ガス水道といった公共料金や所得税や法人税などの税金の支払いをオンラインで行うことができます。
これまで公共料金の納付書と言えば、コンビニで支払い手続きを行い、後ろに列がどんどんと伸びていって気まずい経験をされた方も多いのではないでしょうか。
ペイジーを利用すればそんな経験をすることなく、自宅で簡単に支払いを行うことができます。
各金融機関のシステムメンテナンス時間は利用することができませんが、ペイジー自体は24時間365日利用可能なので、思い立ったらすぐに支払い手続きを行うことができます。
また、支払完了した時点が納付日となることもペイジーを利用する利点です。
例えば土日祝日や夜中にペイジーを利用して支払を行った場合でも、納付日は翌営業日ではなく、支払が完了した時点が納付日として記録されます。
納付書に気付いたのが期限当日の夕方だった。なんてときも、ペイジーを知っていれば安心ですね。
納付方法
実際の納付方法を紹介します。
今回は楽天銀行を利用して国民年金の追納手続きを行いました。
納付書発行
ペイジーを利用するためには、「収納機関番号」、「納付番号」、「確認番号」という各納付書固有の番号が必要となります。
この番号は納付書に記載されているため、ペイジーを利用する場合でもまずは納付書を発行する必要があります。
実際の納付書がこちらです。各番号が記載されていることがわかります。
楽天銀行サイトにアクセスして振込画面で「Pay-easy」を選択
続いて実際に楽天銀行での納付方法を紹介します。
まず楽天銀行サイトのログインした後、上部のタブに表示されている「振込・支払」を選択し、下部に表示されている「Pay-easy」を選択します。
「国庫金へのお支払」を選択して番号を入力
Pay-easyを選択すると、各支払先選択画面が表示されます。
今回は国民年金の追納なので、「国庫金のお支払」を選択します。
すると更に詳細な支払先の選択画面が表示されるので、「00500 厚生労働省年金局」を選択し、納付番号、確認番号、納付区分を入力して次へ進みます。国民年金の支払いの場合、納付区分の入力は必要ありません。
納付完了
各種番号が正しく入力されていると、納付金額も自動的に反映されます。
確認画面に表示されている内容で問題がなければ、「払込実行」ボタンを入力して、納付手続き完了です。入出金記録にも即時に反映されます。
納付完了まで、時間にしてわずか5分程度でしょうか。
非常に簡単に納付手続を行うことができました。
どの金融機関で利用できるの?
ペイジーは銀行や信用組合といった非常に多くの金融機関を通して利用することができます。
利用できる金融機関はペイジーの公式ホームページで確認することができます。
なお、残念ながら多くのネットバンクでは利用することができず、2021年2月時点では利用することができるネットバンクは楽天銀行とジャパンネット銀行のみなので注意しましょう。
今回利用した楽天銀行はネットバンクであるため、オンラインで支払いを行うことができましたが、オンライン対応していない金融機関では、銀行ATMより納付手続きを行うことができます。
また、非常にありがたいことにペイジーは手数料無料で利用することができます。
ペイジーに対応しているネットバンクを利用しているようであれば、是非とも活用してみてください。
所得控除受けるためにはどうしたらいいの?
ペイジーで納付した場合、押印がされた領収書を発行することはできません。
しかし、1月~10月支払い分については毎年11月上旬頃、11月~12月支払い分については翌年2月頃に、その年に納付した金額が記載された「社会保険料控除証明書」が手元に届きます。
年末調整や確定申告を行う際はこの控除証明書を添付することで、支払った金額を全額社会保険料控除の対象とすることができます。
つまり、ペイジーを利用してその場で領収書が発行されなくとも、所得税や住民税での社会保険料控除は全く問題なく適用することができます。
まとめ
手続きは非常に簡単で、スムーズに納付することができました。手数料無料なので利用に対するハードルも低いのではないでしょうか。
特にネットバンクだと、納付した履歴も残るため後々確認しやすいという利点もありました。
サラリーマンだと年金は毎月の給与から天引きされるため、自分で納付する機会は少ないかと思います。それでもこのようなサービスがあることを知っておくことで、今回のように必要に駆られた際にも円滑に行うことができます。
常にどうすれば必要最小限の行動で最大限の効果を得ることができるのか。意識していくことが大事なのだと思っています。
これからも、便利なサービス、機能をどんどん使って快適な生活を目指そうと思います。
それにしても、学生納付特例で猶予していた金額、4年間で約58万円也。
結構な金額ですな。
どこかの誰かのお役に立てば幸いです。
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