独立開業に印鑑は必要?つくるべき印鑑を解説します

独立に印鑑は必要か

年明け1月の独立開業に向けて着々と準備を進めています。

ふと疑問に思ったのが、「独立開業に印鑑は必要なのか」という点です。

独立してすぐに開業届や契約書の締結などもあるので、つくるのであればなるべく早くつくる必要があります。

そこで今回は、独立開業に印鑑は必要なのかという点、そしてどんな印鑑が必要なのかという点について調べてみたので紹介します。

こんな方にオススメの記事です

  • 独立開業しようとしている方
  • 個人事業に取り組もうと考えているが印鑑が必要か知りたい方
  • 個人事業主で印鑑をつくろうと思っているが何をつくればいいか知りたい方

個人事業主に印鑑は必要?

結論としては、必須ではありませんがつくっておくことをオススメします。

法令で規定されているわけではないので契約書や請求書などにも個人印で押印しても問題ありません。

また、開業届についても令和3年の改正により印鑑押印が必要なくなりました。

ではなぜつくることをオススメするのか。それは事業の信頼度を高めるためです。

契約書や請求書といった事業書類については、個人印よりも屋号が入った印鑑の方がしっかりとした印象を与えることができます。

感覚論と言ってしまえばその通りではありますが、感覚や印象が与える影響は思っている以上に大きいものです。特に独立開業間もない方の場合には実績や知名度も少ないため、見た目や体裁といった部分には必要以上に気を遣っても損ではないかと思います。

印鑑の種類

ではここで個人事業主が使用する印鑑の種類を紹介します。

主に3種類の印鑑が事業を行う上で使われます。

①丸印

外側に屋号が、内側に「代表之印」や「代表者印」と記されています。

主に重要な契約書の締結の際に使用します。対外的に代表者として意思決定を行う際に使用する印鑑です。

②銀行印

外側に屋号が、内側に「代表之印」や「代表者印」と記されています。

丸印と同じ形状であるが、丸印よりも一回り小さいサイズであることが一般的です。

個人事業用の口座は個人口座と分けて管理することが推奨されており、その個人事業用口座開設といった金融機関での取引の際に使用する印鑑です。

③角印

屋号が記されており、事業としての認印として使用されます。

見積書、納品書、請求書、領収書といった会計関係の書類に押印する印鑑です。

印鑑はどこでつくることができるの?

ネット注文がオススメです。

例えばこちらのハンコヤストア楽天市場店では、丸印・銀行印・角印の3点セットが3000円台で手に入ります。

▶︎外部リンク:上柘印鑑3本Aセット 代表印 銀行印 角印 専用ケース付(ハンコヤストア楽天市場店)

また、少々値が張りますがより高級感がある印鑑を求める方はチタン製の印鑑もありました。

▶︎外部リンク:会社印鑑 銀色チタン3本セット(印鑑の一筋 楽天市場店)

なお、印鑑は事業に係る物品であるため、もちろん消耗品費や事務用品費といった形で経費として計上することができます。節税につながるため忘れずにしっかりと計上しておきましょう。

おわりに

ここ数年で行政書類の押印が数多く廃止され、印鑑を使用する機会も減少傾向にあります。

しかし、日本はまだまだハンコ文化が根強く残っており、完全に消滅することはまだまだ先の話かも知れません。

行政手続だけでなく、事業を行う上でも印鑑が必要となる場面は多々あります。

いざ取引先から印鑑の使用を求められた際に、個人印を使用するのと屋号付きの丸印を使用するのでは印象が大きく異なります。個人印を使用したために、残念ながらしっかりとしていない印象を与えてしまい、今後の仕事にも影響が出てしまう可能性もあります。

正直私は紙文化やハンコ文化が好きではありません。しかし、ちょっとしたところで変に信頼を失ってしまったら非常にもったいないので事業用の印鑑をつくろうと思っています。

早くハンコ文化が廃れることを願いつつも、個人事業を行っている間しか使用することはないので、末長く使用できることを願って。

どこかの誰かのお役に立てば幸いです。

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