新型コロナに振り回された2020年が終わり、2021年が始まりました。
今年もまだまだ落ち着くことはなさそうですが、できることをやっていくしかありません。
さて、年末年始といえば大掃除です。
ミニマリストの私としては、断捨離を推し進める良い機会となっています。
しかし、中には思い出の品やご利益のありそうな品など、処分したいけれどし辛い品も多くあります。
同じような方も多いのではないでしょうか。
そんな処分するのに躊躇する品々を遠隔でお焚き上げてくれる断捨離サービス、「みんなのお焚き上げ」を利用してみました。
結論としては非常に良いサービスでしたのでご紹介します。
「みんなのお焚き上げ」とは
株式会社クラウドテンが運営する「お焚き上げ」サービスです。
手紙や贈り物、人形といった、一般ゴミと一緒には捨て辛い思い出の品々を、用意されたキットを利用して送るだけで「お焚き上げ」することができます。
オンラインで申込及び支払いを行い、レターパックや宅配便でお焚き上げしたい品を発送するため、自宅にいながら気軽にそしてスムーズにお焚き上げをすることができます。
そもそもお焚き上げとは
お焚き上げとは、「お品を感謝の気持ちとともに天に還す」という1300年も続く日本の美しい伝統文化です。日本人は、長い間ともに人生を歩んできたモノを神社やお寺で、お焚き上げ・供養してきました。
みんなのお焚き上げHPより
お焚き上げは不要になったもの、思い出の品、遺品など、通常の処分方法では心苦しい品々に対する供養であり、儀式です。
一般的にはお寺や神社へ依頼して執り行い、期間も年末年始に限られていることも多いです。
しかし、お寺でも神社でも、お焚き上げをしたい品々を持参して実際に現地に赴くことは非常に多くのエネルギーと時間を要します。また、お焚き上げをお願いすることのできるお寺や神社が近くにあるとは限りません。
そんな誰もが忙しい現代において、家にいながらお焚き上げをお願いすることができる、非常に画期的なサービスです。
お守りや破魔矢など、神社で手に入れたもの専用かと思っていたのですが、個人的に購入して使用していたものでも全く問題ないようですね。
私もそのまま捨てるには忍びない品々がたくさんあったのですが、神社にわざわざ持ち込んで良いのか迷っていました。神社に行ってお焚き上げをお願いするってなんとなくハードルが高いですよね。どこまでお願いしていいのか、その神社で受けたお守りや破魔矢でないと受付けてもらえないのではないか。などなど。
そんな私にとって、自宅にいながらお焚き上げをお願いできる「みんなのお焚き上げ」は、正に探し求めていたサービスでした。
利用料金
利用料金はキットのサイズによって異なります。自分のお焚き上げしたい品に応じて選びましょう。
利用料金にはお焚き上げしたい品々の配送用ボックスの他にお焚き上げ供養料やお焚き上げの証明書発行手数料も含まれています。また、神社への配送料も含まれているため基本的に追加料金は発生しません。
利用料金をまとめた表がこちらです。
種類 | 料金(税込) | サイズ |
---|---|---|
レターサイズ | 1,650 | スマートレター(A5サイズ) |
レターサイズL | 2,860 | レターパックプラス(A4サイズ) |
レターサイズ(ロング) | 3,200 | 大型細長封筒(61cm*10cm*6.5cm) |
ボックス100(箱なし) | 6,600 | 3辺合計100cm、重さ10kg |
ボックス100(箱つき) | 7,150 | 3辺合計100cm、重さ10kg |
ボックス120(箱なし) | 9,350 | 3辺合計120cm、重さ20kg |
ボックス150(箱なし) | 13,750 | 3辺合計150cm、重さ20kg |
ボックス170(箱なし) | 16,500 | 3辺合計170cm、重さ25kg |
人形供養パック(2箱) | 25,000 | 3辺合計200cmまでの箱*2、1箱あたり30kgまで |
人形供養パック(3箱) | 33,000 | 3辺合計200cmまでの箱*3、1箱あたり30kgまで |
人形供養パック(4箱) | 39,500 | 3辺合計200cmまでの箱*4、1箱あたり30kgまで |
利用料金の支払い方法は、①銀行振込、②クレジットカード決済、③各種キャッシュレス決済、④スマホ料金に含めた決済(3大キャリア)、④コンビニ決済から選ぶことができます。
③各種キャッシュレス決済では、Amazon Pay、LINE Pay、PayPayを使用することができます。
利用方法
申込
申込はwebページの申込専用サイトより行います。
お焚き上げをしたい品のサイズに応じたキットを選び、購入手続を行います。
サイズによって利用料金が異なるため、事前にお焚き上げをお願いしたい品のサイズを測っておきましょう。
上記の通り、支払方法は多数あるので自分が普段利用している方法を選択すると良いでしょう。
今回私は「レターサイズL」を利用しました。
梱包
決済が完了すると数日後に梱包キットが届きます。
このとき、お焚き上げしたい品々は自分で梱包します。
今回私がお焚き上げをお願いした品々の写真と共に梱包の様子を紹介します。
私が利用した「レターサイズL」の梱包キットには、①発送用のレターパック、②お焚き上げ供養申込書、③お焚き上げシールが同封されていました。
②お焚き上げ供養申込書、にはお焚き上げしたい品々の情報を記入してレターパックへ同封します。
今回お焚き上げを行う、お世話になった品々も紹介します。
ご利益のある置物たちばかりですね。
①ゾウ
高校時代に担当してもらっていた美容師さんにタイ土産で頂いたゾウです。
もうかれこれ10年以上の付き合いになります。
象牙はハンターにやられてしまったのでしょうか。ひどいことをする奴がいるものです。
②シーサー
沖縄の神、シーサーです。沖縄では門や屋根に据え付けられ、魔除けとして親しまれています。入手経路は不明です。
③??
鬼ですね。入手経路不明です。恐らく良い鬼だったと信じています。
思い出深い品々ばかりで、長年我が家を守ってくれていました。
しかし、良いケジメの機会と思い、今回お焚き上げをすることにしました。
それぞれ緩衝材で包装してレターパックに包み、発送準備完了です。
発送
梱包が完了したら、あとは発送するだけです。
ポストに入るサイズのレターパックであればポストに投函するだけで完了です。
レターパックプラスの場合、厚さに制限がないためポストに入りきらなくなってしまった場合には郵便局の窓口で依頼しましょう。
私もレターパックプラスに入るギリギリのサイズでしたので、当然ポストには入らず郵便局で発送してきました。
これまでの感謝の思いを込めつつ、無事に発送が完了しました。
お焚き上げ
発送した品々は、群馬県の山名八幡宮にてお焚き上げが行われます。
公式HPによると、山名八幡宮は平安時代後期に創建された由緒正しい神社だそうです。
そんな神社でお焚き上げを行ってもらえる点も、オンラインならではのありがたい点ですね。
お焚き上げが完了すると、メールでの報告ととものお焚き上げ動画も公開されるそうです。
(後日紹介します)
まとめ
家にいながら手軽にお焚き上げを依頼することができるので非常にありがたいサービスでした。
捨てるのに躊躇してしまうけれど、もう家に置くのは避けたいといった品々とお別れするのにはうってつけかと思います。
今回「みんなのお焚き上げ」を利用したことで、心残りなくお世話になった品々とお別れをすることができ、部屋の中はもちろん、気分も非常にスッキリしました。
“モノがある”ということはそれだけで注意力が散漫となり、QOLを低下させてしまうと常々思っています。そしてそれが、もう処分したいと思っているものであったり、目に付く場所へはなるべく置きたくないと思っているものであるとすればなおさらです。
モノは記憶を呼び起こすトリガーです。良い思い出も悪い思い出も、関係するモノを見るとその思い出が呼び起こされてしまいます。そしてそれが悪い思い出だった場合、非常に多くのエネルギーを費やしてしまうことになります。良い思い出であっても、常に目に付く場所にあれば過去を懐かしみ過ぎて今に向き合う時間が限られてしまうのではないかと思っています。
だからモノは極力減らした方が良いというのが私の持論です。
ミニマリストの私にとって断捨離は最重要課題でもあるため、今回利用した「みんなのお焚き上げ」は本当にありがたく、大満足と言えるサービスでした。
今後もぜひとも利用しようと思います。そしてどんどん浸透してほしいサービスだと思いました。
誰かのお役に立てば幸いです。
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